三重県熊野の磯釣り2017.5.27

  熊野の渡船の船着きに到着したのが、8時30分。
11時集合なので、まだ時間があります。
港の続きの地磯で撒き餌なしでウキフカセしてみることにしました。
ボイルオキアミLをつけて、投入するとすぐに釣れました。
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久々のグレです。
コッパですが、嬉しかったです。
この後、ベラが釣れました。
ウキには茶色の小魚が数匹じゃれてきます。
そうこうしているうちにふと、堤防を見ると、
磯釣り師 I 氏が手を振っています。

 手じまいして、堤防に上がります。
「撒き餌なしで、釣れました。今日は活性が高いようです」
というと、
I氏は顔がほころびました。

 半夜便の出港は11時40分。
客は我々二人だけのようです。
渡船は出港しました。
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乗船前にI氏が船長に
「今日は沖磯いけますか?」と聞いて、
「大丈夫、いけるよ」と言われていたので、
今日もマブリカに上がれるかも、と思っていました。

 ところが、マブリカが見えると、
マブリカには結構人があがっていました。
若王子にもふたりいます。
すると渡船はマブリカには目もくれず、
西へ西へと走ります。

 船は鈴置島(スズコ)に向かいます、
船長が振りむいてI氏に
「プールがいいか、西がいいか?」聞いてきます。
I氏は「お任せしますわ」と叫びます。

 渡礁します。
着いてすぐ、I氏がバッカンは船着きに置いて、
ロッドケースだけ持って、釣り座の確保をするというので、
険しい岩を登って、ついていきます。
もう別の渡船もスズコに着けて来ています。
競争です、結構ハードです。
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ハアハアいいながら、
なんとか、タイドプール横の釣り座を確保しました。
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I氏が「プールの左」高場です。
私が「プールの右」です。
少し低くて釣りやすそうです。
しかし、苦手な、おろし金のような貝と
たわしのような海草が波打ち際にびっしりとあります。

 今は干潮。
刺しえはボイルMとコーティングオキアミ生のLでいきます。
左から時々大きな波が打ち寄せて、
脚元と右のチョイ高場で砕け、
大きなサラシが目前で広がります。
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タックルはこんなで始めます。
竿  シマノラフィーネ1.2号500
リール ダイワインパルト2500H-LBD
道糸 バリバストリビュート2号サスペンドタイプ
ハリス サンラインスーパートルネード2号 2ヒロ
ウキ キザクラ グレサーキットタイプ1 B
ハリ がまかつひねくれグレ5号

 12時20分開始します。
撒き餌は集魚剤を入れず、
オキアミボイルLのみ。
マキエ杓のカップが小さくて、うまく撒けません。
焦って撒きはじめると、2投目で、
キザクラのチタンカップのマキエ杓を
海にほり投げてしまいました。
バッカンとつなぐやつを忘れてきていました。
仕方なく、DUELのマキエ杓で撒きますが、
カップがもっと小さい。

 いつも通り、悪戦苦闘していると、
I氏が、「そこは波が来て危ないから、右の高場に上がって」
と言ってきました。
上がると、海面は遠いし、
苦手なおろし金とたわしが真下にびっしりです。
ここでは絶対的な師匠I氏に、
心配をかけるわけにいかないので、
素直に移動しました。
しかし、
「ここでは俺はよー釣らん」と
内心は少しだけI氏を恨んでいました。

 撒き餌は崖の先端にバッカンを置いて、
マキエ杓でぴょんぴょんアンダースローで
撒いています。
必然的に、撒き餌が利く範囲である、
波打ち際を左から右へ、仕掛けを流していました。
13時20分、
突然、竿の先端が大きく海面へ引きこまれます。
なんとかあわせました。
重くて、鋭い引きが連続であります。
必死だったので、よく覚えてないのですが、
タモも使わず、
ぶっこ抜きました。
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尾長グレです。
31.5センチ。
左にいる、I氏に「尾長ですわ」と叫ぶと、
「割と大きいな、おめでとー」といってきました。
ついに、当面の目標であるグレ30センチをクリアできました。
しかも尾長です。
「ここからスタートや」
はるか先に見えるマブリカを見つめながら、
しばらく感慨にふけっていました。

 この後、次第に満ち潮になってきて、
釣りやすくなってきていました。
時々、重い鋭い掛かりがありますが、
鈎はずれ、や道糸が切られます。
なぜハリスで切れてくれないのか。
このバリバスのサスペンドタイプはよく切れてくれました。
2号ではだめなのか、
道糸がダメなのか考えていました。
糸がオレンジ色で見えにくいのもありました。
タックルを変えようかと思っていました。

 14時過ぎでした。
鈎を8号尾長に替えたとたん、
うまく掛けることができました。
そこまで引くでもなく、
上がってきたのはまたも尾長でした。
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24センチでした。
リリースサイズなのかもしれませんが、
待ちかえりが間違いないサイズが釣れているので、
これもしめて、持ち帰ります。

 この後もブチブチ切られます。
ウキが無くなってきました。
ウキをすくい取るラケットの羽も持ってきていましたが
そいつもなくしてしまいした。

 16時30分過ぎ、
ここでタックルを変えることにします。
マブリカでなすすべもなくぶち切られた
リベンジのために用意したタックルです。

竿  シマノラフィーネ1.5号500
リール シマノ レマーレP5000DHG

シマノ リール BB-X レマーレ P5000DHG


道糸 バリバス トリビュート4号フロートタイプ
ハリス シーガー グランドマックスFX3号 1.5ヒロ
ウキ キザクラ IDR PRO-L Ⅱ3B
ハリ がまかつ尾長8号

 もう納竿まで1時間。
最後の勝負です。
撒き餌に集魚剤を入れます。
タックルを変えたせいか、あたりが減ります。
それでも、2回あたってきましたが、
鈎にかからず。
磯際をウロウロして、
ちょっかい掛けてくる奴がいました。
こいつを何としても釣ってやりたいと餌を打ちかえ、
投入します。

 17時30分過ぎ。
I氏が「もうあと10分で片付け始めましょか」
と言ってきました。
相変わらず左から右に流れる潮に
流していると、大きく引きこまれました。
今度は、足元に波がかぶるところまで下りて、
竿を出しました。
かなり竿がしなります。
「こら、上がってこい」叫びます。
無理に巻かず、竿の胴に乗せる感じで、
竿を出します。
レバーブレーキも初めて使います。
やりとりを続けていると、
どうも根に潜られた感じです。
それでも首を振る振動が竿先に伝わります。
このとき、
「底物死」さんのコメントを思い出しました。
「こういうときは絶対にあきらめたらだめ」
負荷をかけながらも、
ひっぱったり、若干緩めたりしていました。
もう5分は、たったでしょうか。
突然、ロープがほどけたように、浮かんできました。
この勢いで、このままぶっこ抜きました。
絶対に大きなグレだと思ったこの獲物。
空中を目の前で横切った時に、
正体が分かりました。

そう、サンノジでした。

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34センチのサンノジ(ニザダイ)。
よく引きましたが大きくない。
しかし、魚とこれだけやりとりして、
獲れたのは初めてのことです。
このサンノジは私にとって、いわば金字塔のような獲物です。
よって、持って帰って、食べてみることにします。
片付けもしなくてはならないので、
大急ぎで、はらわたを抜いて、
上のタイドプールで腹の中を洗います。
このとき、滑ってプールに落ちました。
下半身がずぶぬれです。
長靴の中も水びだし。

 なんとか 片付けて、
荷物を持ち、船着きにたどり着きました。
そこで、別の渡船で上がっていて、
北の先端で釣っていた人が
私に「最後、大きなグレを釣ったでしょう」
と言ってきました。
たぶん、私がやりとりするのを後ろから見ていたのだと思います。
すると、私が答える前にI氏が
「あれはサンコ」
とぼそっと言いました。
聞いた人は、
「あの磯際はサンノジがようウロウロしてんねん」
と言います。

 私がサンノジを持って帰って食べるとI氏に言うと、
まるで、性的変態趣味者を見るような目で、
「えぇぇ?やめとき、臭いで」といいます。
「どれだけまずくて、臭いか食べて確かめてみますわ」
続けて、
「ところで、Iさん、サンノジ食べたことあるんですか?」
と聞くと、「ない」といいます。
食べたらおいしいかもしれません。
ちゃんとはらわたは抜いています。
どのように料理するか、船を待ちながら考えていました。

 渡船が迎えに来ました。
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 スズコとお別れです。
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今回の磯釣りは、
失敗も多かったのですが、成果もあり、
記念すべき釣行となりました。
自分のやり方というのも、なんとなく見えてきました。
いつの日かまた、スズコに上がりたいです。
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港に帰ります。

 この後、下北山村のきなりの湯で体の疲れを癒し、
3時間半で大阪へ帰りつきました。
また来ます、熊野に。
本当に楽しかった。 

ムシガレイの塩焼き

 浦島グリで外道で釣れたカレイ。
釣れた時、船釣り師「顧問」が國村隼そっくりな顔で、
「エテガレイや」と教えてくれたのですが、
飲食店のブログには「ムシガレイ」と紹介されていました。
「顧問」があとで調べて訂正したのでしょう。

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魚類図鑑によると、ムシガレイの特徴として、
「有眼側(表 カレイでは右側)に3対の虫食い状の斑文がある。」
とあります。
まちがいありません。
「鮮魚として出回ることはまったくない」
ともあります。
「干し」専用なのか。
ビチットシートで一夜干しにとも考えましたが、
せっかくなので、塩焼きで味わってみようと思いました。
塩を振って焼きます。

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意外と肉厚の身は食いでがありました。
少々水っぽいけど、
身はふんわりとして、きめ細かな白身です。
干したカレイを食いつけているせいか、
風味が少々物足りないという感じがしました。
しかし、あっさりとした風味は塩になじんで、
時々、もろみ味噌に絡めて口に入れると、
また違ったおいしさを体験できました。

 昼ごはんにご飯とみそ汁と漬物で
いただくのがちょうど良いような。

ムシガレイはおいしいカレイでした。
今度釣れたら干してみたいです。

タヌキメバルと沖メバルのあら煮

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いつもは捨てる魚あらですが、
今回はおいしい魚だったので、
あら煮を作ってみました。
画像は熱湯で洗って鍋に入れたところ。

 この後は、昆布だし、しょうゆ、酒、みりん、砂糖、
各適量を入れ、弱火でじっくり煮込みました。

根魚らしく、どちらも頭に柔らかい身があって、
おいしいあら煮となりました。
完成画像をとり忘れました。

沖メバルとタヌキメバルのポアレ

 ポワレ(仏:poêlé)を作ってみました。
魚の切り身に塩コショウして下味をつけ、
オリーブ油で両面を色よく焼いた後、ソースと共に盛りつける、
という料理です。
釣りビジョンの「海鮮山鮮四季旬彩3」という番組で、
釣り師夫婦が営むビストロヒライというお店で、
山田邦子に供されていた料理です。

 沖メバルとタヌキメバルの切り身を
フライパンで焼きました。
皮にのみ小麦粉をつけて、
パリッと焼けるようにしました。
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 ソースですが、
「海鮮山鮮四季旬彩3」では、詳しく紹介されておらず、
ネットで拾ったレシピで作ってみました。
牛乳を弱火で熱し、
玉ねぎみじん切り、にんにくを潰したひとかけを入れ、
白ワインを入れてゆっくり弱火で熱する。

 ここでアクシデント。
牛乳のたんぱく質が分離して、
豆腐みたいになりました。
 
 仕方なく、レシピ通り、これをこします。
薄黄色の液体になりました。
これを鍋に戻し、
生クリームとレモン汁を加えて、
ゆっくり弱火で熱します。
味見してみると、あまり味がありません。
塩コショウしたくなりましたが、がまんします。

「海鮮山鮮四季旬彩3」では自家菜園の菜の花が
ボイルされて添えられていましたが、
スーパーになかったので、
小さなキャベツと西洋風の小さな白菜を
ボイルルして添えました。
完成です。
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 高校1年生の娘「Y子」は
これがいちばんおいしかったと
語ってくれました。
魚の身に塩コショウしているので
ソースに塩気が無くてもよかったです。
塩気とコショウの風味と、ミルク風味、レモンの酸味、
そして魚の旨みがよく調和されていました。

 沖メバルとタヌキメバル、
どちらがおいしかったか?
私は沖メバルだと思いました。
固めの身は焼きという料理法にマッチしています。

 沖メバルの魚名ですが、
これは一般的な魚名は「ウスメバル」だそうです。
釣魚図鑑によると、食味は「良」です。
ちなみにタヌキメバルは「極」。
タヌキメバルの方が評価は高いです。 

タヌキメバルの煮つけ

 釣ったタヌキメバルを煮つけにしてみます。
うろこをとります。
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このあと、頭を落として、腹の中をきれいに洗います。 
昆布と酒、みりん、しょうゆで薄めの煮汁を作り、
アルミホイルで落としぶたして、
鍋のふたもして、
鍋に火があたらないくらいの弱火で
時間をかけて煮ます。

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 煮込んでいる途中、
えらいことに気付きました。
鍋に入れる前に
熱湯をかけて、匂い消しするのを忘れていました。
しょうがを追加して、
鍋に入れました。
あとの祭りですが、なんとかなるでしょう。

 出来上がったので、
盛りつけます。
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 これはおいしい料理となりました。
タヌキメバルは火を入れると、
上品なうまみがでます。
きめ細かくてふっくらとした白身の
食感が出汁に絡んでよりおいしく感じます。
刺し身にして良し、煮ても良し。
沖メバルより評価されるべき魚だと思いました。