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2017年03月の記事 (1/1)

鬼カサゴの胃袋ポン酢和え

 鬼カサゴをさばいていたら、
大きな胃袋が出てきました。
鬼カサゴは滅多に食べ物を口にしないと
どこかで読んだことがあったので、
内容物を絞り出すと、マッシュポテトのような
消化中途物と小魚らしきものが出てきました。

 この胃袋をポン酢で和えたら美味しいと
これもどこかで読んだ気がして、作ってみることにしました。

 中をよく水洗いして、清酒につけました。
臭い抜きと柔らかくするつもりで。
結構な高級酒「三重錦」でつけました。
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 30分ほど漬けてから、三重錦を少し入れて水煮しました。
20分は煮たでしょうか。
あげると、氷水で締めました。
そのあと輪切りにしてみると内容物がまだ出てきたので、
氷水でまた洗って、水分をとり、
ポン酢、大根おろし、もみじおろし、刻みネギで和えました。
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 フグ皮ポン酢和えに食感がよく似ていました。
味があるような無いようなところも似ていましたね。
美味しい料理でした。

鬼カサゴの水炊き

 釣れた鬼カサゴは3匹。
一匹は41センチあります。
せっかくなので、ウッカリカサゴ共々鍋にしてやろうと思っていました。
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さすがに40センチを越えると身があります。
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残る3匹もさばきます。
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さばけました。

 羅臼昆布で贅沢に出汁をとり、
昆布を引き揚げた後で、鬼カサゴのあらだけを入れてまた、出汁をとりました。
清酒もひとまわし入れて、アルコールをとばします。
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 白菜、長ネギ、シイタケ、豆腐を入れて、ある程度煮込みます。
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 食卓にコンロを置いていただきますが、
ここではなるべく鬼カサゴの身のみを煮て食べるようにします。
ところどころ透明の脂玉が浮いています。
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 ポン酢に大根おろし、もみじおろし、刻みネギを入れていただきます。

 いや、本当に美味しかった。大型トラフグの鍋に匹敵する美味しさです。
鬼カサゴの身はよく煮込んだ方がいいと思いました。
身崩れはしません。煮込みが浅いとタラのようなにおいが少しします。
皮つきが良いですね。
出汁とりで入れた41センチの鬼カサゴの頭は
途中で引き揚げましたが、ほほ肉が美味しく、娘が夢中でつついていました。

 食べ終わったので、雑炊です。
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雑炊で大事なことは投入したご飯を絶対にかきまぜないこと。
ここででんぷんを出してしまったら、絶対にいけません。
これも完食でした。
食べ終わったとたん、また、鬼カサゴ釣りに行きたくなりました。
今度は日本海の鬼カサゴを食べてみたいな。
太平洋の鬼カサゴとどちらが美味しいのでしょうか?

ウタセマダイ釣り_2017.3.26_三重県鳥羽菅島エリアの釣り船

 菅島の旅館で目覚めると、天気予報通り、雨です。
本降りです。
風もあります。
昨夜電話して確認したので、船が出るのは間違いありません。
朝食をいただいてから、7時15分桟橋で船を待ちました。
泊った旅館です。
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鳥羽港で乗り合いのお客をひとり乗せて、
乗船する釣り船がやってきました。
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 この釣り船は二人とも初めて乗船する船です。
当然船長とも初対面です。
ウタセマダイ釣りをほぼ年中やっている船が菅島には、
二隻いて、こちらがそのうちの一隻です。
ウタセマダイ修行中の私は前からネットでチェックしていました。
最初、もう片方の釣り船に予約を入れたのですが、
満席ということで、こちらにお願いしました。
私が未熟者ゆえ、迷惑をかけるので船名は伏せます。

 2017年3月26日7時20分に船は菅島港を出港しました。
船長は若い方で、この方も非常に丁寧な言葉使いを
される方でした。
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 タックルはこんなでした。
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竿:がまかつ がま船 真鯛ハイパースペック300
リール:シマノ カルカッタ800F
道糸:PE2号にリーダーとしてフロロ6号を3m結ぶ。
仕掛け:ウタセマダイ仕掛け幹6号2m間隔ハリス5号1.5mの3本鈎。
捨て糸1m。鈎はダイワマダイクワセSS9号。
おもりは60号統一です。

 どこで釣るのか興味しんしんでした。
船は菅島の南東沖で錨を降ろし、かかり釣りを始めました。
我々二人はトモで並んで釣ることになりました。
I氏が右舷、私が左舷。
船長から「先生」と呼ばれていた常連さんは左舷ミヨシです。
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もう一隻釣り船がいます。
よく見てみると船名が同じ。
親子船なのでしょうか。
向こうのおやっさん船長らしき人が時々こちらの船の様子を
心配そうに見ています。
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活きえさのウタセエビはサイズがそろっていて、元気です。
赤い縞のある柔らかいエビです。
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ウタセエビの鈎刺しが上手になったのではと錯覚するくらい、
いつまでたっても、元気なエビでした。
鈎9号は船長の指定です。
エビのサイズとぴったり合っていました。

 7時40分から釣りますが、うねりが大きく、風も強く、船が揺れます。
船の子柱みたいなところへ腰をくっつけて、持ち竿で立って釣ります。
水深85mです。
今日は大潮で潮がかなり流れるので、100m以上仕掛けが出ます。
1時間以上やりますが、あたりがありません、餌も取られません。
手巻きで100m巻き上げるのは大変ですが、
上げて確認するとウタセエビは元気です。
異常に元気です。
I氏も何にもないと言っています。
船長が「どーですか?」と言ってきました。
I氏が二人とも何も反応が無いというと、
船長は「今日は渋いなあ、厳しいかも」といいました。
釣り始めて1時間で船長がそんな弱気なことを言うなら、
これは相当厳しいなあと思わざるえませんでした。

 私は仕掛けのおもりが着底したら、ゆっくり巻きあげて、また落としたり、
おもりを底につけたまま、道糸を出し入れし仕掛けを動かして誘ったり、
思いつく誘いをすべてやってますがなにもあたってきません。

 3時間して潮が緩んでくると、I氏が20センチ弱のチャリコを釣りました。
そのあと、30センチ程のガシラが釣れました。
私には何もありません。あたりも無し、餌すら取られません。
そのうち仕掛けに海草が絡んできたので、捨て糸を3mにしてみました。
しかし、何もありません。

 この後、I氏が35センチのマダイを釣りました。
焼きサイズの美しい伊勢湾口のマダイです。
久々に見ました。
本当にここのマダイは美しいです。
しかし、私には何もありません。

 時間は13時。私は酔いそうになりながら、もう座ってリールを上げ下げしていました。
I氏が「もうあかんな」と言いました。
先生と呼ばれていた常連さんはとうにキャビンでぶっ倒れていました。
常連さんもガシラ1匹だそうです。
13時過ぎ納竿です。
私は完ぺきな坊主を喰らいました。
鳥羽港へ帰ります。
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鳥羽港の共同駐車場近くの岸壁へ降ろしてもらいます。
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港について、船長が本当に申し訳なさそうにするので、
「こういう日もありますよ、また今度お願いしますよ」
と私がなぐさめました。

 体が冷え切っていたので、道の駅飯高の温泉に入って帰りました。
飯高まで1時間、国道166号南阪奈道近畿道で
飯高から大阪まで2時間半で着きました。
二晩家を空けたので家族に忘れられているのでは
と不安を抱えながらの帰路でした。
今度こそ大鯛を釣ってみたいものです。 

鬼カサゴ釣り_2017.3.25_三重県鳥羽菅島エリアの釣り船

 鳥羽の錦浦館にて宿泊し、明日に備えましたが、
夜中に電動リールの電源コードを忘れたことに気付き、
あまり眠れませんでした。
夜が明けて室窓から眺めると曇り、海はなぎに見えました。
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朝からバタバタでした。
9時出船ということなので、近くの釣り具屋に寄って聞きましたが、
電源コードは「ない」と、釣り船で借りられるのではと言われました。
 
 今回は昨年11月の釣り大会と同じメンバーでの同じ大会です。
船釣り師W氏は不参加ですが、磯釣り師I氏、波止釣り師H氏はやってきます。
鳥羽沖、菅島の釣り船ですが、鳥羽港まで迎えに来てくれるのです。
私がまだ未熟者ゆえ、迷惑をかけるので船名は伏せます。
今回我々7名の貸し切りです。
この船に乗るのは2回目。
3年前鳥羽エリアで初めて乗った釣り船です。
このときは初めてのヒラメ釣りで、惜しいばらしが2回ありました。
しかし、船中私だけ坊主という屈辱的な釣果でした。
この時を機会に、鳥羽に通うようになった次第です。

 8時に集合場所の鳥羽港の菅島釣り船の共同駐車場に着くと、
私以外全員が到着していました。
I氏が予備のダイワの電源コードを出してくれたので、
H氏に貸し出すシマノプレイズ3000に差し込むとうまく合ったので、
これでいけることになりました。
私のフォースマスター800のコードは船で借りることにします。

 2017年3月25日8時50分菅島から来てもらった釣り船に乗船し、出港です。
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 菅島近辺で、鬼カサゴのポイントがあるのか?
ここに興味しんしんでした。
しかし、船は菅島にいったん寄港し、4名分のレンタルタックルを積み込むと、
南へ南へ走ります。
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石鏡、国崎、相差の沖を通り過ぎ、大王崎のかなり沖にやってきました。
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やはり、ここに来ました。
ここは鬼カサゴの有名な漁場です。

 タックルはこんなでした。
竿:シマノ ライトゲームSS モデラート TYPE73 H225
錘負荷30号~150号というのが鬼カサゴ釣りにぴったりだったので、
今回購入しました。

シマノ ロッド ライトゲームSS モデラート TYPE73 H225

リール:シマノ フォースマスター800
道糸:PE2号300m巻き、フロロ6号をリーダーとして3m結ぶ

仕掛けは天秤の上に水中照明をつけ、錘80号、天秤の先に鬼カサゴ仕掛け3本鈎。
鈎はムツ鈎18号。
天秤は伊勢志摩のある釣り船がヤフオクで販売している「キャバレー天秤」というものです。
これは天秤の腕の途中に360度回転する枝鈎がついていて、
仕掛けが海底に着底する直前に大物鬼カサゴが喰いついてくるという
指向の天秤です。
底の大鬼カサゴから見たら、水中照明の手前で、
刺しえがくるくる回って見えて、これがキャバレーの看板に見えるから
この命名だったとのことです。
I氏に「キャバレー天秤」のことを説明すると大受けで、爆笑していました。

 9時45分、はじめてくださいの合図で投入です。
流し釣りです。
電動リールのコードは不良で使えなかったので、手巻きです。
水深75m。刺しえはサバの切り身とカツオのハラモです。
海面は鉛色。風は少しあります。風速7.8mはありました。
うねりがあって、船が揺れます。

 なかなかあたりがなく、ダメかなと思っていました。
底へおもりを落とし、着底したら1m程巻き上げ、
仕掛けを底まで下げたり、上げたりして誘っていました。
なるべく、底から1m以内を仕掛けが上下に這うようにしていました。

1時間後、H氏がよく釣っていたので、彼が用意したキビナゴをもらって刺しえにしてみました。
すると、微妙なあたりがあり、小さなあわせを入れるとかかっています。
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20数センチの鬼カサゴです。
隣のI氏は何も釣れていません。

 次はやや大きなあたりがあり、釣れてきたのはウッカリカサゴの30センチでした。
これもキビナゴに喰ってきました。
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 この後、あたりがあって上げてくると、ウツボでした。
これはサバの切り身に喰ってきました。
キャバレー天秤の腕のくるくる回る枝鈎に喰いついています。
船べりでリリースです。
結局、ここに喰ってきたのは、このウツボだけでした。 
しばらくして、トモで釣っていたH氏とまつってしまい、道糸PE2号が高切れしてしまいました。
キャバレー天秤もロストです。

 リールを手巻きのカルカッタFに変え、
天秤と仕掛けも変えました。
道糸は同じくPE2号。
水中照明でバランスが悪くなって、オマツリになった気がして、
水中照明はやめました。
天秤と仕掛けのみ、シンプルな仕掛けで釣ってみます。
刺しえはサバの切り身にしてみました。
すると来ました。大きなあたり。大きめにあわせを入れるとかかって、
竿がしなります。
船長が「鬼カサゴだ間違いない」とタモを持ってきてくれました。
上がってきたのは40オーバーの鬼カサゴでした。
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こんな大きな鬼カサゴは初めて釣りました。

 そのあと、あたりはばったりとなくなり、うねりも大きくなって、
風もいっそう吹いてきました。寒いです。
二人ほどキャビンでひっくり返って船酔いに耐えています。

 13時頃、船長より最後の一投にしましょうという放送がありました。
最後の一投で釣れた記憶がないなと思いながら、
底で誘っていると、あたりがあって、かかりました。
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30には届かない鬼カサゴ。
13時10分納竿です。
釣果です。
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鬼カサゴ20センチと27センチ。

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鬼カサゴ41センチ。

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ウッカリカサゴ26センチ。
以上です。
40の鬼カサゴが釣れたから良しとしましょう。
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H氏は鬼カサゴ小2匹、その他ウッカリ他5匹以上。
相変わらず、数釣りが得意です。
I氏は釣果を詳しく語らず。
その他、レンタルタックル組のお一人が、
50センチ近い「ビックリカサゴ」を釣っています。
これが船中最長寸でした。
「ビックリカサゴってなんやねん?そんなんおったか?」
と私がH氏に聞くと船長がそう魚名を言っているということです。

 この後、40分かけて鳥羽港へ帰りました。
途中メインで乗っている釣り船の港の沖を通りました。
4か月もご無沙汰しているので、もう忘れられているかも、とか考えていました。

 鳥羽港に着き、私とI氏以外の5名はここで下船です。
5名と別れの手を振りながら再び出港です。
私たち二人は菅島に今夜宿泊して、明日は別の釣り船で、
ウタセマダイ釣りをすることになっています。

 菅島に着きました。大きな漁港です。
たくさんの漁船が係留されています。
船長が宿泊する旅館の目の前に船をつけてくれました。
船長はとても優しく、言葉使いも丁寧な人でした。
この船長のおかげで、気持ちよく釣りができたと思います。

 荷物は、明日乗船する釣り船の船長が自分の船に
乗せ換えてもらえるということでお任せしました。

 I氏と宿泊する旅館「別館まつむら」に入りました。
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港の目の前の旅館です。
風呂に入り、海の幸をいただきました。
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少々飲みすぎましたが、早めに就寝して、明日に備えます。
明日は目の前の桟橋から7時15分に出港の予定です。 

春を求め、鳥羽の街をさまよう

 翌日に鳥羽で釣り大会があるので、
車中泊するつもりでしたが、9時出船と聞いて、
その気持ちも萎え、
宿をとって前泊することにしました。
 
 予約したのは「錦浦館」という古い観光ホテル。
17時に大阪を出発し、名神新名神伊勢道を爆走して2時間半で
到着してしまいました。
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昭和三十年代に建てられたというホテルは
古くても丁寧に清掃、手入れされた建物でした。
晩飯をどこで食べようかと、調べていると、
このホテルの西側に、ディープでアングラな地帯がかつてあったと知り、
散策してみることにしました。

 かつて鳥羽にも「国際秘宝館」があったらしい。
20数年前に別府の「国際秘宝館」を訪れたことがあります。
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廃墟でした。
かつて観光地として栄えた痕跡です。
 
 奥へ散策してみます。
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 さびれた街です。人がいません。
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 どこも営業していないスナックビル。
今日は金曜日です。
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レトロな看板がありました。
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企画っぽい臭いがぷんぷんです。

 ありました。ここです。
遊郭です。営業はしていません。
地元の団体が「200万円」かけて、表の外観だけ修繕したらしい。
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大昔、男たちが「春」を求めてこの路地をさまよったのでしょう。
今は色気も猥褻さも何も感じません。

夕食は中華料理屋さんでいただきました。
観光スポットにするべく、いろいろ取り組んで
いるのは分かりますがすべて中途半端ですね。
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むなしさのみが残る散策でした。

深海魚の天ぷら

 先日、京都の宮津の釣り船で鬼カサゴ釣りの予定だったのですが、
悪天候のため、船が出ませんでした。
休船が決まった夜、近所の鮨屋さんで晩御飯をひとりでとっていたところ、
大将が気を利かして深海魚の天ぷらを食べないかと勧めてくれました。
ネタはメヒカリとゲンゲです。
メヒカリとゲンゲ
左がメヒカリ、右はゲンゲです。
 天ぷらは両方盛り合わせで出てきました。
ゲンゲとメヒカリの天ぷら
手前がメヒカリ、右奥がゲンゲです。
 メヒカリは美味しかったです。
ゲンゲはなんかぶよぶよして、コラーゲンの塊みたいなところが、
もう一つで残してしまいました。
この晩はビール小瓶1本、あつかん二合2本、レモンチューハイ2杯。
飲みすぎですね。
なんか酔ってしまって、
鮨屋の大将と女将さんにべらべらとしゃべっていました。
悪い癖です。
今週末は釣行します。
平和で天気がよいことを祈ります。

三重県熊野の磯釣り2017.3.9

 前回2/25の磯釣りは完全な坊主で、到底納得できる結果ではなく、
今回、渡船の予約を入れて、港に着いたのは前日の夜23時過ぎ。
港の駐車場には車は1台もありません。
磯釣りの師匠である磯釣り師 I 氏は平日でもあり、こられません。
私はなんとか仕事の都合をつけ(w)ここにやってきました。
基本土日祝日も仕事なので、ここは勘弁してやって下さい。

 今回、新アイテムとして、車中泊のマットを購入しました。

低反発マットレス 四段折りたたみ式 柔らか マット お昼寝 車中泊 アウトドア (ワインレッド)


自宅で仮眠して、夜中に走ってくるより、現地で睡眠をとった方が、
当日帰りの道中で睡魔に襲われることが少ないと体得したからです。
23時半にマットを荷台に敷いて、夏用シュラフに潜り、毛布を2枚かぶって就寝しました。
目覚めたら5時前、すでに数台の車がとまっていました。
支度をしていると、どんどん車が入ってきて、
2017年3月9日6時前の出航時間には、25人の釣り客が集まっていました。
平日に渡船でこれだけ人が集まるとは驚きました。

 乗船名簿に記入して、出港です。
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スズコの西から日の出です。
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人気のスズコにはなぜかひとりだけが渡礁。
井内浦の沖を行ったり来たりしながら、地かたの磯、かもめ島、大和島に
お客をどんどん下ろしていきます。
私にはなかなか声がかかりません。
そうこうしているうちに、船上は60なかばの常連客の方と私だけになってしまいました。
船はマブリカに向かっているように見えます。
私は「とうとう名礁マブリカに上がらしてもらえるのか」と思って、
胸がどきどきしてきました。
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 ところが船は陸にどんどん近付き、昨年夏に最初に上がった「モタレ」を通り過ぎ、
小さな小島に近づきます。
船長が、振り向いて、「二人ここで」といいます。
「タナを5ヒロとらんと喰ってこんから」といいました。
私は下手なので長仕掛けが苦手です。
少し憂鬱になりました。

 ここは磯崎港のすぐ沖にある、「箱島」という磯です。
一緒に上がった常連さんは、渡礁したとたん、
「まさか箱島に上げられるとは」と私にぼやくように言ってきました。
見たことのない私に、常連さんは「ここで並んで釣ろう」
「こっちの方向に竿を出すと釣れる」
「ここは数は釣れるところだから」「そこの平らな所で釣りなさい」
いろいろ親切に教えてくれます。
箱島の南側、マブリカを正面に見て竿を出すことになりました。
南東部です。
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 海面はなぎ、風もありません。天気も晴れそうな感じです。
水温は15,5度です。
撒き餌を作ります。
生オキアミ、ボイルオキアミ各3Kgに集魚剤1袋をまぜます。
集魚剤はダイワの遠投用を使ってみます。
今回はオキアミを細かく刻んで、シャクでまとめて飛ばせるよう作ってみました。
刺しえはボイルMと生Sの両方用意しました。

 前回インターラインの竿でトラぶって苦労したので、
外ガイドの磯竿を買いました。
シマノ ラフィーネ1.2号5m。

シマノ ロッド ラフィーネ 1.2-500

この竿を選んだ理由は、ユーチューブで男女群島に遠征した人が、
ラフィーネの2号で40オーバーのクチブトグレをタモも使うことなく、
何本もゴボウ抜きにしているのを見たからです。
シマノの竿は強くてしなやかという印象があって、最近はシマノの竿ばかり買っています。

 仕掛け作りは、時間がかかっていました。
その間に隣の常連さんが、グレを釣りあげているようです。
7時過ぎに第一投です。
道糸2号、ハリス1.5号。
ハリスは3ヒロとってみました。
ウキはBでサルカンの上にG3、ハリスの真ん中にG3を打ちました。
ウキ下は船長の指示通り5ヒロです。
鈎は4号のグレ鈎、がまかつのテクノグレというのをつけてみました。
常連さんが子アジがまわってきてると言っています。
潮はあて潮気味でマブリカに向かって、右から左に流れています。
仕掛けがなかなかうまく入りません。
鈎のチモトの上にG5を打ってみました。
なんとか入ると子アジが2匹立て続けに釣れました。
ウキが遠慮がちに入り、あわせて掛けると引きもたいしたことなく、
餌取りが釣れたとすぐわかりましたが、久々に魚が釣れたので、
今日は行けるんじゃないかと思いました。
 
 ところが、そのあと、アジも釣れなくなり、少し風が吹き始めていやな予感がしました。
今回も弁当を頼んでいたので、それまでにコッパグレでもいいから釣れてくれ、
と念じて釣っていましたが釣れません。8時過ぎに弁当船がやってきました。

 舳先のおやっさんは真っ赤な合羽を着ていて、
今日はえらい派手やなと思っていました。、
近づいてきてみると、おやっさんではなく、おねえちゃんでした。
仕出し屋の娘さんなのでしょうか。娘さんは「どーですか?」と聞いてくることもなく、
無言で弁当を差し出してきたので、タモで受け取りました。
代わりに操舵室から船長が両手を胸の前で50センチほどの幅で立てて、
「釣れた?」とスピーカーを通して聞いてきました。
「アジ2匹」と大声で答えると、船長は「アジか.........」と言い残すと、
仕出し屋の娘さんを舳先に乗せたまま次の磯へと去ってゆきました。

 弁当はこんなでした。今日は天ぷら盛り合わせ弁当です。
温かいお茶付きで¥500です。
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腹が減っていたのですぐにいただきました。
釣れていないので、今回も景色を楽しみながらというわけにはいきませんでした。

 すぐに釣り再開しましたが、風が本格的に吹いてきました。
上潮があて潮で押し寄せ、仕掛けが風に吹かれて投げられなくなってきました。
いつの間にか常連さんはリールを両軸リールに変えてズボ釣りをしていました。
私が常連さんに風下になる島の東で釣ってみるというと、
それがいいだろうということで、私だけ移動することにしました。
磯崎港を正面左に見て釣ってみます。
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 ここでは潮が正面に向かって流れているように見えたので、
ウキを0号に変えて、全層沈め釣りをやってみようと思いました。
やってみますがうまく仕掛けが入らず、沈まないし、
潮も上滑りしているようで、下の潮は動いていません。
仕掛けは流れない、何も釣れませんアタリもありません。
刺しえは時々つつかれた様子はありますが、無傷なことが多い。
師匠のI氏にメールをしてみました。
「箱島に上がりました(笑)風が強くて釣りになりません」と。
すると「ズボ釣りしてみたら?」と返ってきました。
ズボ釣りをしている常連さんもダメだと言っているので、
私がやっても無理に決まっています。
やりかたもわかりません。

 この後、島の北側で、対岸の鬼ヶ城を正面に見て、釣ってみることにしました。
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ここでウキを大きめの3Bに変えて、おもりを多めに打って、沈め気味で流してみることにします。
強い風が吹き、上潮も左から右へ流れますが、下潮は動いていないようです。
餌もつつかれていますが、アタリはありませんでした。
ここらから今日もダメかもとあきらめムードでした。

 あかんなと思いながら、常連さんの様子を見に行きました。
常連さんも釣れていないようです。
ガシラの大きめが1匹釣れたけどあとがないと言っています。
常連さんの釣り座の左に切れ込んだ場所がありました。
そこからサラシが出て、いい感じです。
こんなところでした。

常連さんに断ってここで竿を出してみることにしました。
一度、ガシラらしきあたりがあって、根に潜られそうになりましたが
鈎はずれです。
ここもダメでした。

 今度は島の西の先端で釣ってみます。
あて潮の先端ですが、水深は深いようです。
風が強くて投げられないので、際にウキを落とします。
やってみますがここもまるっきりダメ。
すると常連さんが、「ボラいらんか?」とタモに入れたまま持ってこられました。
見ると大きなボラです。サワラかワラサに見えました。
60はあったのでは。
気を使っていただいて、本当に申し訳なかったのですが、
丁重にお断りしました。
リリースされていました。

 最後は、最初の釣り座に戻りました。
風が少しやんだので、戻ってきました。
常連さんと並んで釣りますが常連さんも釣れていません。
私もアタリもないし、釣れませんでした。
風が再び強くなり、爆風の一歩手前です。
私が持ってきた、ビニール袋を飛ばしてしまい、
熊野の美しい海を汚してしまいました。

 ここで釣りが不可能となり、13時納竿です。
片付けでショッキングなことが起きました。
新しい竿ラフィーネをひと継ぎごと、タオルで拭きながら、
丁寧に納めていると、最後のいちばん先の部分を折ってしまいました。
竿を折ったのは久しぶりです。
やっぱり自分はがさつ過ぎて、磯釣りは無理なのではと思ってしまいました。
磯釣りは道具も、仕掛けも、仕掛けの入れ方も、あわせも・・・・・
すべて繊細です。
なんか落ち込みました。

 片付けが終わると、常連さんと話しながら、迎えの船を待ちました。
常連さんは、こちらの出身で、ある都市で働いていたのですが、
定年後、地元に戻り、毎日釣り三昧の日々だということです。
いろんな釣りをされているようで、
様々な釣りの話を興味深く聞きました。
聞きながら、私はこれが俺の理想の人生やなと思いました。
私は、親から商売を継いでやっていますが、貧乏暇なし、金も無し、
商売も下手、結婚も遅かったので、50半ばを目前にして、
子どもはまだ中学生と高校生です。

お金はいらないから、こんな常連さんのような老後を長く楽しんで、
最後はひっそりと誰にも知られず、終末を迎えたい。
マブリカを見つめながら思っていました。
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 帰りは、下北山村のきなりの湯で温泉に入り、ノンアルコールビールで喉をうるおして、
ミートスパゲッティーを食べてから、大阪へ4時間で帰りました。
今度こそ、グレ(30センチ以上)を釣ってみたいものです。